独断AND偏見
アップルパイ
第二回はアップルパイです。
ケーキジャンルに属しながらも焼き菓子属性感が強いよね。
あみあみが上手ではないのですが、まぁ雰囲気が出ればそれでいいのです。
自分で作成すると構成要素がよくわかりました。
しかしもうパイシートを買ってきてる時点で、もうつっこまれるとぐうの音もでねぇ。
・パイ生地(バター、小麦粉、砂糖)
・クレームダマンド(アーモンド、砂糖、バター、卵)
・りんご(シナモンやはちみつを含める場合もある)
前回、客観的なエビデンスを求めようとしてましたが、2回目にしてもう本人がどう思うかがすべてというゾーンにいます。
焼けたパイ生地の香ばしさ
これは前回、クリームパンと同様、メイラード反応ではないかと思います。
また、パン生地よりもバターが多いのがポイントになっていそうな気がします。フィナンシェを作るときに、焦がしバターを作りますが、その時の香りです。
ほのかにナッティで香ばしい香りが、ミルキーなもったり感に重なって感じられます。
そして食感です。噛んだ時のサクサク、水分のない感じ、油脂分。口の中を癒し、洗い流せるようなものが欲しいかな。りんごフィリングがあるとはいえ、実は重いパイ菓子をさっぱりさせてくれる必要があるかも。
スーパーの冷食コーナー、業務スーパーで買うことができます。長方形で売っていることも多いですが、問題なく丸いケーキにできますよ!
クレームダマンド
アーモンドのクリームです。クリームといっても、ペーストに近いものです。
アーモンドプードル、アーモンドの粉をバターや砂糖と混ぜ混ぜするもので、これ単体でも非常にグッとくる味です。脂肪細胞が歓喜するんですねー。
見た目通りですよ、バターとアーモンドの甘いやつ。リンゴフィリングの水分が染みたところもまた乙。
これにもたーっぷりバターが含まれています。
りんご
煮りんごははちみつで作っています。はちみつもはちみつの香りがありますし、砂糖と後味が違っています。
少し酸味のある、ちょっと外国風なフィリングが好きなので、レモンを入れます。でも、香りの面でほとんど残っていないように感じます。煮込むので、飛んでしまうのかもしれません。
シナモンも少しいれます。ナツメグ、コリアンダーもほんのちょっぴり、バニラの香りもほのかに、寒い日は隠し味にショウガも。チャイみたいになってきました。でも、量を誤らなければ、奥行きや変化を感じることができます。お砂糖だけでりんごを煮たものとはまた違ったちょっと大人のアップルフィリングです。
ニルギリ かなあ
これはスリランカだろう!と思っていましたが、インドです。
ニルギリは南インドにある大きな紅茶の生産地の1つです、山連なるエリアで生まれる香りたかいニルギリは紅茶のブルーマウンテンとも呼ばれています。
近所ってわけではないですが、インドより南にあるスリランカには比較的近い距離にある生産地なので、なんとなーく似た雰囲気を感じるのです。
華やかかつすっきりと飲みやすい、そして汎用性が高い。柑橘系の香りも、脂っぽいパイ菓子といい感じ。
油汚れを落とすときに乳化させることがあると思います。これで何かわかりやすくなったかは謎なんですが、ミルクティにしてもいい感じです。
ニルギリは冬のものが素晴らしいといいます。りんごを沢山もらって困るのも冬の出来事でしょう。たっぷりのはちみつと少しのスパイスで煮たリンゴは日持ちしますし、多少のボケも誤魔化すことができます。ぜひ、焼き立てアップルパイといれたての紅茶で素晴らしいカロリータイムを過ごしてください。
個人的にはタンニン感がもっと強い方がいいけれど、これは自分が飲むすべてのお茶について言えるただのストロング好き故。
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