【本】紅茶スパイ 英国人プラントハンター中国をゆく

読書

茶の起源は中国のド田舎?!

本体¥2400なり。ハードカバーでよさそうな本ですがちょっと高い。が、読みたいので読んでみました。

帯のおすすめ本も面白そうです。個人的には三浦按針が気になります。

あらすじ

ロバート・フォーチュン旅に出る!

いまいち信頼しきれなかった相棒。最終的には(全幅ではいけど)信用を与えることもできたしプラントハンターとしての育成もそこそこ成功し旅の仲間になることができた。

とにかく紆余曲折満載の旅、現代のサラリーマンにも通じる、組織あるあるな苦労を感じるシーンも。

彼の物語のその後について記されているのも興味深い。なぜ、彼は彼自信の後始末についてあのような選択をしたのか?

毒性添加物問題があったり。それも悪意じゃなくてマジかーってなったり。

相棒の実家がなんともぼろいわけだけど、なんかドヤみを感じるしリアクションに困る的な心情に陥ったり。

本拠地のほうで内輪もめがあったり現地中途採用の新しいチームメンバーがまた独特なキャラで仕事できないわけじゃないんだけどね、ということがあったり。

あくまでビジネス、達成すべき仕事の過程でありなら、心の奥底からわきあがる感動なのか、深い感情を知ることもあったり。

こんなに活動の記録をしっかりと遺しているロバートだけど、プライベートはなんとなくミステリアス。彼の名前は、科学者や発明家、政治家や革命家ほど、世の中に広く知られていないが明らかに生活文化に変化をもたらした偉人の1人である。

良かったところ

歴史的な出来事、背景に基づいているの世界史学習の寄り道として読んでもよい。

物語を楽しみながら茶について知識をえることができる。

時系列から小分けにチャプターを設定しているので、細切れ読書でも比較的迷子になりにくい。昼休みなどの半端な時間に読み進めることが容易だった。

現代にも、そっくりそのままではなくとも、継承されている中国の文化や当時の西欧からアジアへの目線を感じとることができる。ビジネスのシーンで、それぞれの文化圏に属する人々と関わる場面があり、彼らの行動様式を推測し分析するとき役にたった。

廉価な中古本もありますので気になるかたはぜひぜひー。

新品、中古とも在庫あります。

ロバートのストーリーは漫画にもなっています。期間限定で‘Kindleお試し版が無料です。

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