さしま茶の新茶祭り
さしまは、緑茶の経済的北限ともいわれます。
しかし、最も北で生まれる日本茶というわけではありません。
ですので、茨城県内でもより北部にある地域でお茶を生産している場所もありますが、茨城県で最も高名なのはさしま茶でしょう。この地域は茨城県の西南部です。
今回、このさしま茶を生産する農家様方が行うおまつりがさかいの道の駅で開かれるという噂を聞きつけ、行ってきました。
新茶サンプル配布と茶摘み体験
今回の目玉は新茶サンプルと無料の茶摘み体験です。
茶摘み体験には先着順かつ人数限定の記載があったので8時半につくように向かいました。すでに駐車場は埋まり始めていました!
ウェルカムドリンク?に新茶でいれたお茶をもらいます。その辺をうろうろしてましたがおかわりももらいました!優しい!
大盤振る舞いです!新茶及びペットボトルの緑茶の販売、クイズに正解するとお茶がもらえるイベントを開催していました。
手もみで違法を守るため、技術の継承が行われています。常に腰をかがめて作業しなくてはならないこと、熱せられた場所の上で作業すことなど、決して楽ではなく、体を痛めて引退してしまう方も多いそうです。
繰り返しお茶の葉が揉捻され、広げられ、そのたびに鮮やかな香りが広がり、お茶好きにはたまりません。
手もみで作るお茶は独特針金のような形状になります、希少価値の高い特別な高級品です。今回は時間的にこれをいただくことはできませんでしたが。運がよかったら手に入るかもしれません。今は待ちです。
と、楽しんでいる間に、茶摘み体験の案内が始まりました。ワゴン車で輸送するため、一回あたり5人程度で3回輸送するそうです。らっきー!間に合いました!
今回茶摘みをさせていただける畑は道の駅から5分ほどのところにあるとのこと、住宅街の中を進みます、と突然茶畑が!
新芽のきらきらして美しいこと。ぷちぷちと積んで速やかに配布された袋に入れていきます。
初めてのリアル茶畑に興奮が収まりません!
30分ほど時間をいただいて、200グラムほどつみました。子供はすごい、ものすごい速さで大量に積んでいました!腰をかがめないでできるのがいいのか?
いやかでも、こうして太陽光線を浴びながら腰をかがめて汗を流しても、飲める形に加工すると一、二回分にしかなりません。お茶を作るのは本当に大変なことです。
お茶農家では機械摘みをしており、人間の手とは比べ物にならない速さで茶葉を摘み取っていきます。それでようやく、日本茶が経済的に農作物として成り立つのです。
もちろん、機械済みでも上手に新芽の部分だけをつみとっていくので、高品質な緑茶を生産することができるのです。
大変な作業で現状ほとんど行っていないそうですが、手摘みも素晴らしいお茶の文化です。金駿眉などの付加価値性や流通価格の高いお茶やその年ごとの出来栄えを楽しむ文化などもあるように、茶摘みの時期や加工方法、素材の吟味などを通して何か新しい可能性が日本茶にも見出せないかと感じます。
さて、生茶葉はデリケートなものです、農家の方に直接保管方法を聞きました。
まずは冷蔵すること。そして、少し水をかけてあげること。茶色くなってしまったものは、もうあきらめた方がいいこと。
次回は保冷剤を持って行った方がいいかもしれません、とても暑い日だったので、帰ってみると少し残念な姿になっているこものもありました。
さしま新茶まつり最高!
積んだ茶葉はてんぷらにしてもおいしいです。大人の味でした。
できたてのほうじ茶を持ち帰ることができます。お茶の生産農家の方とお話をしながらお茶を報じていきます。これも大変、熱いし、ちょっと休むと焦げてしまいます。
子供向けには渋みを軽減するために粉を飛ばしてくれましたし、疲れてきたとみるとかわりに煎ってくれるなど、親切にしていただきました。これも無料です。いいのか?!
持って帰ったお茶を、緑茶と紅茶にしてみた思い出とほうじ茶についてはまた別日記にします。
道の駅さかいには、ブランド豚の鉄板焼き店、さしま茶をテーマにしたおしゃれなカフェ、お得な値段で地元野菜が買える直売所があります。
そこは、大宮や野田からも近い茨城です。やっぱり、道路と空のひろーいあの感じですが、とってもいいところなので、みんな来てね。
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